Sio’s Randonneur

嫁の会社の同僚・シオちゃん。
嫁よりひとまわり以上年下ですがいっしょにロードバイクに乗り始め、スズカエンデューロにも出たりしてました。
しかし、ぼくらと一緒に高野山や野迫川へツーリングに出かけてるうちにだんだんツーリングの楽しさを覚えてきたようでどうしてもランドナーが欲しくなったようです。
が、この2015年当時、彼女は結婚したばかりの新婚さん。そんなに高価な買い物をさせるわけにはいきません。
そこで友人の皆さんにご協力を依頼。
使ってないパーツを供出していただこうという次第。
するとさすがRRCBメンバー、あっという間に1台分のパーツが集まりました。
コンセプトは嫁のDAVOSと同じく、「今どきインターフェイスのクラシック風ランドナー」です。

とりあえず500mm以下のフレームなんて誰も持ってないのでこれはオークションで探します。
1件見つけたのですがコイツは事前に確認したにもかかわらず、ステムもピラーも固着したNG品。
即返品してその後見つけたのはコレ。

北大阪の自転車屋さんの出品で80年代のデッドストックみたいです。
このサイズとシルバーというカラーで売れ残ったのでしょう。けどそんなに悪いものではないです。
スケルトンは嫁のダボスとよく似た感じです。
ステーエンドの処理などはこっちの方が上質ですが、スケルトンとかホークの曲がりとかよく似てます。
同じトコで作られたんかな？
それとも当時はあらかじめこんな風に曲げられたホークブレイズがあったのかな？

コレをプロペインター・ギンタロウさんの工場に持ち込み塗ってもらいます。
銀色塗装が傷んでないのでこの上からクリア塗料を吹いてもらいキャンディ塗装にします。
さんざん悩んでシオちゃんが選んだのはギンタロウ工場にあった殺虫剤の缶のグリーン。

キレイなキャンディグリーンに仕上がりました。
ギンタロウさんがゴールドで箱線とラグのフチカガリを入れてくれました。
この自転車の完成に協力してくれたRRCBメンバーに敬意を表してRRCBのロゴも入れてみました。
パーツもほぼ集まったので組んでいきます。
STIとかの今どきパーツはRRCBメンバーはほぼ持ってないのでオークションで入手、一部のパーツは新品を購入します。
フレーム入手後、1ヶ月ほどの2016年1月に完成しました。
RRCBメンバーの皆さんには感謝です。

では詳細を。

ドライブトレーンはシマノティアグラ9s。新車外しのものをオークションで入手。
スプロケットは12-27の新品を購入。
チェーンホイールはスギノPX＋TA。
クランクはBLKさん、アウターはやのさん、6ピンとインナーはWi-hujiさん、BBワンはkiyaさんのご提供。
ペダルはシオちゃんがロードバイクでも使ってるシマノSPD M530。

リムはまえださんご提供のスーパーチャンピオン650B。
ハブはシマノエクセージで子囃子さんのご提供。
ドロヨケはヤマタンさん、リフレクターはWi-hujiさんからいただいたBSブランドのキャットアイULOタイプ。
マファッククリテリウムはウチにあったモノ。

STIレバーはオークションで入手したティアグラ。
ハンドルはcharaさん、Fキャリアはえべっぷりさん、バッテリーライトはsyokoraくんからいただきました。
ステムはUGの兄♭♭♭さんが磨いてくれたGB。ヒゲの部分をキレイに整形してあります。「シオちゃんカット」だそうです。
小さなフレームには必須のバッグサポーターはてっちゃんの手作り品。
マファックチドリとFアウター受けはnoricくんから。
バーテープはぼくのスタンダード、綾テープのニス仕上げ。

サドルは嫁のダボスと同じギザのものをナニワ銀輪堂で購入。
ピラーはUGの兄♭♭♭さんがこれでもか！ってくらい磨いてくれたサカエP3。
ボトルケージはやのさんご提供のベロオレンジ。
ダウンチューブのアウター受けはniwa-chanさんから。
Rアウター受けはトーエイ製でWi-hujiさんから。
ダウンチューブには羽山謹製RRCBロゴ。

組むに当たって問題点がひとつありました。
ヘッドパーツはウチにあったタンゲレビンを使う予定だったんですが、ナニワ銀輪堂で圧入してもらったところ、ホークコラムが短すぎてアウター受けはおろかロックナットも入りません。
もともと着いてたのはなんか黒いチープなもの。
しゃーないのでコレで行くか、と思ったんですが

UGの兄♭♭♭さんから『オレの磨いたGB、そんなんに付けるんかい！』とNGが出ました。確かに・・・。
そこでヘッドパーツのストックハイトについてネットでいろいろ調べて結局UGの兄♭♭♭さんに驚異的にスタックハイトが低いタンゲパサージュをいただいて事なきを得ました。

これにて完成です。

完成記念サイクリングは2月の雪の降る日に開催されました。

その後、子供が生まれたシオちゃんはなかなかサイクリングに出かけられる状態でなくなってしまいました。
また一緒に走れたらいいね！