DAVOS Randonneur

ルイガノのロードバイクで自転車の楽しさを知った嫁。
けど、23Cに泥よけなしでは走れるフィールドも限られています。
もともとぼくはツーリング派なので走るフィールドはどうしても林道などが中心になります。
そこで2015年、嫁にもツーリング車を作ることにしました。
ただし、ビンテージパーツオンリーではなく、ヒューマンインターフェイスはあくまでも今どきのパーツで、となりました。
とにかくフレームがないことには話が進まないのでオークション漁りの日々です。
で、見つけたのがコレ。

正体不明のクロモリフレーム。

シートステー上端の処理とかクラウンの隠し止めなどかなりきっちり作られたフレームです。
Wレバー台座がサンツアー専用でこの時代にレバー直付けはたぶんオーダーフレームでしょう。
時代的に1970年前後と思われます。

ただ問題は120mmのエンド幅。
これでは今どきのドライブトレーンが組み込めません。
そこで無茶してエンド幅を広げます。

120→130mmに広げるには通常は火を入れてブリッジを交換するらしいのですがこの方法でなんとか130mmのハブが入る巾まで広げました。(注・非推奨です)

塗装がかなりヤレてますがとりあえず組んでみます。

シマノアルテグラFRメカとティアグラSTIレバーを使って9SのSTI仕様です。
アルテグラは友人のY川さんにいただきました。多謝。
チェーンホイールはプロダイ+サンプレックス。
STI非推奨のオールドパーツですがまあまあ普通に変速します。
画像では、堅くて嫁に不評な革サドルがついてますがこれは後日GIZAの安い革サドル風に交換しました。
本来650A用のフレームらしく38Bではガードとの隙間が大きいので42Bのグランボアエートルを装着。

この状態で数回のツーリングに出かけて十分嫁の実用に耐えることがわかったので塗装をやりかえ、お化粧直しをしようと思い、塗装の相談に行ったナニワ銀輪堂でこんなフレームを見つけてしまいました。

DAVOS製で500mm。エンド幅126mm。ほぼ新品。
今のフレームのロー付けやり替えて塗り直すよりはるかに安いお値段。
カラーも問題ないのでこれを購入して組み替えることに。
正体不明のクロモリフレームはお蔵入りに。

で、組み替えました。

このフレームでは42Bは太すぎるのでコルデラヴィの38Bに変更しました。

8月に完成してからは毎週のようにツーリングに出かけました。
秋には乗鞍、美ヶ原もこの自転車で走破。
嫁の良き相棒となってくれたようです。 

パーツ仕様
フレームDAVOS CrMo 490mm
リムスーパーチャンピオン 650B
ハブグランボア 130mm
タイヤパナレーサー コルデラヴィ
Fメカシマノ アルテグラ6500
Rメカシマノ アルテグラ6500
Wレバー 
クランクスギノ プロダイナミック
チェーンリング    サンプレックス 46×30
ハンドル日東 104
ステムサカエ 60mm
ブレーキF-マファッククリテリウム R-マファックタンデム
ブレーキレバーシマノ ティアグラ4500
サドルギザ
ピラー藤田 ベルト
マッドガード本所 H-47
キャリヤノートン
ライト&テールナショナルフォーカスライト & BSテールリフレクター
ダイナモなし
ポンプなし
ボトルTOMオリジナル & ゼファールクラシック
2024年1月現在