パーツ&レストア

アルビーWワイヤー化

大分以前にクラシックロードの集まりでUGの兄♭♭♭さんが乗ってきたアルプスに着いてたのがサンツアーのコンペティションツイン。
Wワイヤーメカの引きの軽さとレスポンスに感心した覚えが有ります。
少し前の野迫川ツーリングにkiyaさんが乗ってきたグランボアに付いてたユーレールックスもWワイヤーでした。


こちらはアイズの親方の手によるもので滑車を駆使したものでした。
スプリングを介しないリターンは引きも軽いしレスポンスも良い。何よりそのギミックが楽しいではありませんか!

以前からやってみたかったんですがこの度ようやく実行に移すことにしました。
搭載するのはケルビムスーパーツーリングです。
とりあえずkiyaさんに聞いてみましたがご本人が手掛けたわけではないので詳細は解りません。
ただ、ぼくもFBで少し親交のあるeast bredさんのブログ『定年親父の部屋』に詳しい説明がありますよ、と教えてもらいました。
さっそくブログを拝見しますがこの方ほんとスゴイ。
思い立ったら色々考える前にとりあえやってみるとこが、色々考えてその結果メンドくさくなってヤメるぼくとは大違いです。
ご本人は『セッカチ』だとおっしゃっていますが・・・。

とりあえず方法は丸パクリさせていただくことにします。(ご本人には連絡させて頂きました。)
で、3連休の2日使って出来たのがコレ。

ジャンクなアルビーも捨てずに置いといたのが今回活躍してくれました。
前後とも二個イチ三個イチです。
まずはリアディレイラー。

最初はハートアルビーの甲羅使ってたんですが諸事情で65の甲羅に変えました。
アルビー65にスーパーツーリングは有りませんがどっちみちWワイヤーアルビーなんて無いのでこの際なんでもアリです。
ちなみにプーリーは鉄製のを使ってます。(コレしか無かった)
度重なる着脱でワイヤーがヨレヨレになっています・・・。
で、肝心のギミックはこちら。

画像1
画像2

4ミリのアルミ板でアームを作ってこれによりプーリーゲージを左右に動かす仕組みで100%east bredさんとこのパクリです。
しかしまだ動きが不完全で画像2の位置まで引かないとトップギアに入らないんですが画像1の状態で引っかかります。
手で押してやると画像2の状態まで行きます。
east bredさんは引きが劇的に軽くなったと書いておられますがぼくのはさほど軽くなったとは感じられません。
ワイヤーを引く方向とWワイヤーゆえのワイヤーの遊びの微調整が必要のようですが本日はもう力尽きましたのでまた日を改めて・・・・。

次にフロント。

これもeast bredさんとこからヒントを頂きました。
通常のワイヤー引きを支点を中心に左右対称なアームを付ければ良いということでeast bredさんはアームを自作されたようですがぼくは部品取りした後のジャンクからワイヤー引きアームを持ってきて裏返しに付けるという極めて安直かつ寸法精度の高い工作にしました。
実際スムーズに動き引きも軽いです。
よく坂の手前でフロントをインナーに落とすタイミングに失敗し、スプリングの力ではインナーに落ちずに焦って足で蹴ったりするとかいうのはよくあることですが、Wワイヤーだとスプリングの力では無くワイヤーで強引に引くのでインナーに入れることが出来るはずです。

最後にWレバー。
east bredさんはカンパに似たサンツアーのものを使って穴を広げてワイヤーを1周巻き付けておられますがぼくはユーレーアルビーのを加工しました。(ツブしても良いくらい数あるのはこのレバーだけでした。)

この方法はkiyaさんからヒントを頂いて加工したものです。
要するにタイコが納まる穴を1コ増やして上下からワイヤーを通すというものです。
これだと市販のワイヤーを2本使用すればいいのでワイヤーのタイコを自作したりする必要はありません。
ただ、引くと・・・

トップ位置
ロー位置

引いた時のレバーの巻き取り部上のワイヤーに無理がある気がします。
やはり巻き付けるタイプレバーの方が良いようです。巻き付けるやり方だとタイコは要らなくてワイヤーはホームセンターで売ってる1ミリのステンレスワイヤーが使えます
ユーレーだとサクセス用かチャレンジャー用なら巻き付ける方法がとれそうですが、どちらも持ってません。
今後の課題ですね。

とりあえず次の休みは試走です。

コメント

  1. east_bred より:

    今晩は(^^♪。
    私もFCの方でも書きましたが、最初からスムースに出来た訳では有りませんで、イロイロと試行錯誤しました。
    で、アルビの方は後は微調整で上手く行くと思いますが、レバー側はレバー部分でワイヤーが真っすぐになったり深く曲がったりしますと意外と早く其処から切れて仕舞います。
    ですので、常にワイヤーはレバーの太鼓部分からBBに向かって真っすぐに伸びる様になって居ないと不味いと思います。
    私も最初はワイヤーはシクロランドナーの様に1本で使って居ましたが、今ではアルビも鉄レコもレバー側に短い物を2本引っかけて使って居ます。
    アルビの方は上手く調整できると、レバーの緩み止め用のネジは殆ど締め込まなくてもよい位にユルユルで使えますので、変速時の引きは最高に軽く出来ます(^_^)/。

  2. east_bred より:

    今気が付きましたが、アルビ様に後から作って取り付けた『く』の字型の金具ですが、中心からトップ側の方が少し長く有りませんか?。
    もしそうだとトップ側への引きシロが大きくなってトップに入り難くなりますが・・・。

  3. cycle_ofhym より:

    eastbread様
    コメントありがとうございます。
    レバー側のワイヤー、確かに現状では切れてしまいそうです。
    このレバーでは無理そうなので別のを物色中です。
    『く』の字型のアームももう少し工夫してみようと思います。