ノンジャンル

裏山散策

最近YouTubeでウチの裏山を探索する番組を見ました。
近所に住んでながらあんまり気にしたことなかったんですがちょっと興味が沸いたので行ってみることにします。

『裏山』というのは「近つ飛鳥風土記の丘」です。
このあたり一体は「一須賀古墳群」で、4〜7世紀の小型の200基以上の古墳が保存されています。
ウチの住宅地を含む丘陵全体が言わばでっかい墓地だったわけですね。
1970年代にココの住宅地が開発される際に丘陵の上の方が保存され公園化されたようです。
よってウチの家もたぶん古墳跡に建ってるものと思われます。

園内には梅林があり今が盛りです。
ぼくもこれまではここに来るのは梅や桜を見るためでした。
今回は本来のここのメインである古墳に目を向けてみたいと思います。

ここの古墳、どれもこういうふうに岩をコの字型に組んだものが多く、こういうカタチの古墳なんだと思ってたんですがさにあらず。

もともとはこのような饅頭型の小型の円憤だったようです。
これが・・・

土が剥がれたり剥がされたりしてあげく・・・

天井石が持ち去られてこのようなコの字型石組みだけが残ったようです。
持ち去られた天井石は後世の築城の際の石垣を作るのに使われたらしいです。
何とも罰当たりな話です。

石室は入り口は狭いですが中はけっこう広く高さもぼくが立てるくらいはありそうです。
ちょっと怖いので入りませんけど・・・。

園内を散歩します。
ココは山の斜面に作られてるので園内はほぼ全て激坂です。
上の方まで登っていくと展望台があります。

園内の北東角にある博物館へ行ってみます。
安藤忠雄氏設計の「大阪府立近つ飛鳥博物館」です。
数年前はキムタクのリポDのCMでも使われました。
『近つ飛鳥』についてググってみたところ
 
近つ飛鳥」という地名は、712年口述筆記された「古事記」に記載があります。 履中天皇の同母弟(後の反正天皇) が、難波から大和の石上神宮に参向する途中で二泊し、その地を名付けるに、近い方を「近つ飛鳥」、遠い方を「遠つ飛鳥」と名付けたというものです。

だそうです。遠い方というのは奈良県高市郡のあの飛鳥のことです。
一般的に飛鳥といえばあちらを連想しますがこっちも立派に飛鳥なんですね。
一昨年の同時期にゆるゆるのメンバーと来た時は博物館無料開放してたんですが今年は通常営業のようなので見学はやめて無料の図書コーナーで「まんが日本の歴史」など読んで過ごします。
ここ歴史関係の本がたくさんあってなかなか楽しい。
また来ようと思います。

コメント