パーツ&レストア

TAクリテリウムのキャップ〜その2

前回、レジンキャスト流しの目処はついたものの、元型が良くなかったのでなんとかホンモノから型を取りたいと思いました。
UGの兄♭♭♭さんに聞いてみますがお持ちでないとのこと。
『あんなん付けへんほうがかっこいいやん。』
まあそれもそうなんですが・・・。
アイズの親方に相談してみます。
そしたら以前にもお貸し頂いた静岡のKさんが貸して下さるとか。ありがとうございます。

で、ホンモノが届き、追加購入したシリコーンも届いたので新たに型を作ります。
ステムは竹箸で少し延長しておきます。
ホンモノを確認してみると・・・

ホンモノはどうやら縦割りの型で成形されているようで中央にバリがあります。
もちろんシリコンでは無くちゃんとした金型で成形されてるとは思います。
前回、横割りで作ることに決めたんですが、ホンモノが縦割りならそっちがいいのかなあ?
ホンモノサンプルが2つあるのでタテヨコ1つずつ作ってみます。

成形してみます。
左が縦割り、右が横割りです。
縦割りはやはりバリが出て少し目立ちます。横割りの方は当然ですがバリも無く、TAの文字もキレイに再現されます。
しかし裏側を見ると横割りの方は空気の逃げ場がないので気泡が出来ます。
縦割りは当然裏側にもバリは出ますがカッターで簡単に削り取れるので問題ありません。
気泡が裏側で見た目に影響しないのでこのあとは横型で作業を進めることにします。
2コのホンモノで型を増産してゆきます。
今ならけっこうキレイな成形物が出来てるのでそれから型を作ることも可能ですがホンモノが手元にあるうちはそれで作ります。

ちなみに左が前回複製品から型を作った物、右が今回のホンモノから型を作った物。
出来上がりがぜんぜん違います。
お願いしてホンモノをお借りしてよかったです。

横割りの新しい型が出来るのにはまる1日かかるのでとりあえずこの縦横1個ずつの型で量産に入ります。
午後になって気温も上がってきたので快調に製作が進みます。

こんだけ出来ました。
縦割りと横割りが一目瞭然です。やっぱ横割りがいい。
ただ、横割りの型を少しミスっててステムの垂直が出ていません・・・・。(泣)
電子レンジで少し温めて修正しました。
夕方になって気温が下がってくると途端にレジンの硬化が遅くなってきます。
本日はここまで。
来週末は追加の型が出来上がるので生産性もアップするはず。
お待ち頂いてる皆さん、もう少々お待ちを・・・。

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